うさぎの避妊手術はしたほうがいいのかな…?
ふぅ…
↑何もわかってない
イヤァァァ!!
かわいい!
手術心配!
どうしよう~!!
多くの飼い主が避妊手術でなぜ悩むのか…
それはもちろん「手術の影響で死んだら嫌だから」
結論を言えば、どういう選択をしても多かれ少なかれ後悔します。
ただ、自分で納得できるような答えの出し方はあります。
本記事ではその答えの出し方のヒントを提案します。
うさぎの避妊手術をするときに考える2つのこと
僕も自分のうさぎさんがとても大事なので色々調べて考えました。
でも、飼い主の僕らが決められることは2つしかありません。
僕が避妊手術をするか決断するために考えた2つのこと
・うさぎさんとどう暮らしていきたいか
・避妊手術をするメリット・デメリット
うさぎの避妊手術:うさぎさんとどう暮らしたいか考える
おおきな括りで考えよう!
まず「手術をするか?しないか?」ではなく、もっとおおきな括りで考えます。
それは「あなたがうさぎさんとどう暮らしていきたいか」
例えば僕はこんな思いでうさぎさんと暮らしています。
・楽しく健康長寿してほしい
・長くうさぎと一緒にいたい!
だから、死んでしまうリスクが1番少ない選択として避妊手術を選びました。
あなたはどうですか?
・自然な体で人生を送ってほしい
・赤ちゃんを代々育てていきたい
・痛い思いは絶対させたくない
・繁殖はさせずに暮らしたい
など色々ありますよね。
もうそのうさぎさんは、あなたの方針でしか生きることができません。
あなたがうさぎさんにした決断に関しては、あなた自身で一生向き合っていくものです。
だから、↓これは絶対にダメです!
×獣医師さんに手術をススメられたからなぁ
「人に言われたからする」ではなく、あなた自身がブレない方針を固めましょう。
手術するかどうかは、なるべく早く決めておくと◎
理由1:歳を重ねると避妊手術ができなくなるから
うさぎさんは1歳をすぎると脂肪がつきやすくなり、脂肪がつくと卵巣子宮が埋没してしまい摘出できません。
実際、うちのうさぎさんは11ヶ月目で手術をしましたが、すでに子宮の6分の1の面積にベットリ脂肪が付いていました。
また、月齢が進むにつれて手術からの回復力も落ちます。
このように、どんどん手術するリスクが高くなっていきます。
スケジュール的には、うさぎさんが避妊手術ができるようになる6ヶ月目までには考えておきましょう。
理由2:手術が延期になることもあるから
うさぎさんの体調によっては【手術延期】もありえます。
僕のうさぎさんは手術1週間前にお腹を壊して延期してます。
(なんと2回も!)
その影響で3ヶ月も手術の日程が後ろ倒しになりました。
手術したのはチップの歳が11ヶ月目で、ギリギリ1歳未満でした^^;
だから、避妊手術をする・しないの決断自体は早いほうがいいです。
うさぎの避妊手術:メリット・デメリットを理解する
方針を決めた上でメリット・デメリットを比較
僕の方針はこうです。
- 楽しく健康長寿で生きてほしい
- 長くうさぎと一緒にいたい
だから、健康に長生きできる可能性が高い方を選びます。
手術をしなかったリスクは将来的に90%もあります。
しかし、麻酔で死んでしまうリスクは約2%。
数字を見ると「しないリスク」の方が高いですよね。
だから、僕は「うさぎの避妊手術をしたほうがいい」と判断しました。
比較した上で出てくる前提条件:腕のいい獣医師が必要
うさぎさんと「長く一緒に暮らしたい」僕は、手術をする決断をしました。
しかし、慣れていない獣医師の手術で失敗するのは僕の方針に反します。
だから、こんな前提条件を決めました。
【必要な前提条件】
手術中のリスクが少ない(※)信頼できる獣医師に手術してもらう。
※できるだけ生きるように努力し、その気持ちに見合う腕があるということ
もし、そういう獣医師が見つからないなら避妊手術はやらない。
「やる」と決めても、方針に反することがあるなら「しない」。
避妊手術やる、やらない。の考え方だけでは、この前提条件は出てきません。
全て「どうやってうさぎと暮らしていきたいか」を基準に考えると、整理しやすいです。
手術する・しないよりも大事なことなので、この悩みは飛ばさず向き合ってください。
コラム:避妊手術のための獣医師を決めたときの話
うちのうさぎさんの避妊手術は、普段から診てくれている獣医師を選びました。
※↓信頼できる獣医師さんを探した時の記事はこちら↓
もちろんその方は普段から「診察を任せて安心な獣医師」でした。
信頼できるとはいえ「この獣医師に避妊手術をお願いして良いかどうか?」はよく考えました。
どうやって判断しようかな…
「手術させても大丈夫!」という決定打はありません。
しかし、ある日「ぜひお願いしたい」と思える出来事がありました。
うさぎさんの診察の順番待ちで、待合室にいた僕と僕のうさぎさん。
僕らより前には小鳥の患者さん。
その小鳥さんは危なかったらしく緊急手術が行われました。
30分ほど待って手術が終わり、小鳥さんは一命をとりとめた状態で飼い主さんに帰ってきました。
この先生、
小鳥も手術できるの!?
うさぎより臓器の小さい動物の手術をできる。というのは、かなり腕を信頼できますよね。
技術のある先生もいるし、避妊手術をするメリットの方が僕には大きく感じたので【避妊手術をする】という決断をしました。
避妊手術を「この先生に任せたい」と思った理由
・普段からうさぎさんに優しく接してくれて、かつ、的確に診察してくれること
・うさぎより臓器の小さい鳥の手術を行い、生きた状態で飼い主さんに返していたこと
・執刀する助手を雇っていないこと
→鳥を手術した先生が避妊手術をしてくれる
獣医師に迷っているなら、こういう視点で見てもいいかもしれませんね。
まとめ:一番大事なことは「うさぎさんとどう暮らしていきたいか」
考え方のヒントは以下の2点です。
一番大事なのは「うさぎとどう暮らしていきたいか」を考えること。
「うさぎとどう暮らしていきたいか」が決まれば、
「避妊手術をどうするか」決まります。
「避妊手術をどうするか」が決まれば、
調査と準備ができます。
あなたがうさぎさんのために真剣に悩んだことに「間違った決断」はありません。
大事だと思っているから、あなたは悩んでいます。
どういう決断をしても後悔は絶対にします。
だから、せめてどういう未来が来ても自分が納得できる決断をしてください。
それでは、この記事が少しでも役に立てたらうれしいです。
がんばりましょうね!